台湾百軒広告メールマガジン2026/01(第31号)

数字から見る台湾

  • 2025年台湾人旅行トレンド分析!香港・韓国を抑えて大阪が首位に

    大手旅行ECプラットフォームKKdayは1月7日、「2025年台湾人旅行トレンド分析」を発表しました。膨大なデータベースをもとに、過去1年間の旅行消費行動を解析した本レポートでは、最新の人気渡航先ランキングに加え、台湾人の「旅の楽しみ方」に明確な質的変化が見られることが明らかになっています。

    思い立ったらすぐ出発する短期弾丸旅行から、地方をじっくり巡る長期滞在型のスロートラベルまで、台湾人旅行者の世界への尽きない探究心が浮き彫りになりました。

    2025年の海外旅行先人気ランキングでは、大阪が堂々の1位を獲得。2位は釜山、3位は沖縄。4位から10位までは、東京、北海道、京都、ソウル、香港、マカオ、バンコクと続きます。注目すべき点として、トップ10のうち「半数が日本」で占められています。

    台湾人の海外旅行嗜好には、以下の3つの大きな変化が見られます。

    ① 短期弾丸旅行も長期滞在型旅行も、どちらも求められる時代へ

    「高頻度での海外渡航」と「旅行日数」が重要な指標となっています。2025年には、台湾人旅行者の35%以上が、3日間の海外弾丸旅行を少なくとも1回、さらに7日以上の海外長期旅行も1回以上経験しています。また、年間4回以上海外へ渡航した人も20%を超え、海外旅行への強い需要がうかがえます。

    ② 日本の地方都市が大きく躍進、2025年の通年実績は30%以上成長

    2025年に人気を集めた日本の地方都市トップ5は、福岡、熊本、宮崎、長野、岐阜。さらに青森、岡山、広島も人気の旅行先となっています。現在、KKday全体では1万種類以上の日本旅行体験商品を取り扱っており、日本関連の組み合わせ商品は累計10万種を超えています。

    ③ 体験重視のディープな旅行商品が堅調に成長

    地域文化を感じられる、個性や参加型要素を重視した旅行商品が高い支持を集めています。「自ら体験すること」を軸とした旅が、従来の観光地を巡るだけのスタイルに取って代わり、記憶に残る旅行体験を生み出す鍵となっています。

    百軒広告の見解

    2026年 日本旅行ビジネスの鍵は、人を日本へ連れてくることではなく、日本を台湾人の“高頻度な生活スタイル”にすること。

    観光事業者にとって、市場競争はもはや「露出の奪い合い」ではありません。

    重要なのは、「今すぐ出発したくなる理由」をいかに設計するか、そして「1回の旅行で、もう少しお金を使いたくなる」商品構成をどう作るかです。

    2026年の台湾には3連休が9回あり、航空会社・観光局・宿泊施設は「2泊3日がちょうどいい」リズムで、年間を通じて弾丸旅行需要を安定的に創出し、コンバージョン率向上を狙うことが可能です。

    また、大都市周辺の目的地にも大きな成長余地があります。「ついでに立ち寄る場所」から「わざわざ行く価値のある場所」へと転換できるかが鍵となります。 台湾人旅行者の体験志向が着実に高まる中、日本市場ではプレミアム化の余地も拡大しています。参加型・地域文化型で、かつ商品化しやすい体験コンテンツほど、差別化と高単価を実現しやすくなります。

    今後、「高頻度弾丸 × 周辺エリア拡張 × 体験型プレミアム」という3軸を同時に展開できれば、台湾人旅行者を一過性の顧客から、長期的に価値を生む安定市場へと育成できる可能性が高まります。

  • 台湾消費市場の新局面は「ブランド忠誠」から「話題共鳴」へ。

    SAP Emarsysが発表した「2025年カスタマーロイヤルティ指数(Customer Loyalty Index, CLI)」によると、「生涯にわたるブランド忠誠」はすでに過去のものになりつつあり、台湾の消費者行動は全面的に「トレンド追随・話題重視」へと移行しています。調査では、世界全体の「真の忠誠(True Loyalty)」比率は29%と前年から5ポイント減少。台湾ではさらに低い26%にとどまり、消費者が特定ブランドに長期依存しなくなっている実態が示されました。

    こうした流れの中、「トレンド型ロイヤルティ(Trend Loyalty)」という新たな消費行動が急速に台頭しています。このロイヤルティは、ブランドへの愛着ではなく、ネット上の話題性、SNSの流れ、バズのスピードによって形成されます。台湾におけるトレンド型ロイヤルティは27%と、世界平均の約2倍。Z世代は31%、ベビーブーマー世代でも29%に達しており、世代を超えて消費行動のトレンド化が進んでいます。具体的な調査結果は以下の通りです。

    • 台湾の消費者の32%が「ネットで話題の商品は信頼しやすい」と回答(世界平均19%)

    • 32%が「話題の商品に、実際に使っていなくても感情的なつながりを感じる」(世界平均20%)

    • 33%がインフルエンサーやクリエイターを通じてトレンドや購買アイデアを収集(世界平均20%)

    • 52%が「忠誠を感じるのはブランドではなく、商品そのもの」と回答

    総じて、台湾消費者のロイヤルティが消えたわけではなく、「ブランド志向」から「話題志向」へと形を変えたと言えます。

    ブランドには、より迅速かつパーソナライズされた形で消費者ニーズを捉え、一時的なブームを持続的な顧客関係へと転換する力が求められています。

    百軒広告の見解

    ロイヤルティが長期的・直線的な関係ではなく、「リアルタイムで相互作用するゲーム」に近づく中、これは危機ではなく、新たなチャンスでもあります。 市場が一部の大手ブランドに独占されなくなった今、「見られること」は特権ではありません。すべてのブランド、すべての目的地、そしてすべての旅行商品が、ある瞬間に主役になれる可能性を持っています。

    ルールは「大きい者が勝つ」から「速い者が勝つ」へ。正しいテンポを掴めば、一度の露出を「行きたい」「買いたい」という行動へと転換できます。

    だからこそ今は、すべてのブランドにとって投資すべき重要なタイミングです。

    話題の流れとメディア戦略を機敏に捉え、自身の強みやストーリーを明確に発信し、KOL/KOCの影響力を活用することで、短期的なバズを「持続可能なコンバージョン」へと設計し、新たな成長局面を切り開くことができます。

台湾豆知識

  • 台湾人の悪ノリは止まらない?ピータンやパクチーがスナックに!

    台湾のスナック業界では、近年「奇抜フレーバー」ブームが加速しています。

    パクチーポテトチップスが話題となった後、なんと最近では「ピータン味」のスナックまで登場しました。

    独特の香りと見た目から、日本人観光客には敬遠されがちなピータンですが、台湾ではサクサクのクラッカーにアレンジされ、肉鬆(ポークフレーク)まで加えた甘じょっぱい味わいに。

    挑戦した日本人ネットユーザーからは「意外と止まらない!」という声も。 味覚の限界に挑むこの発想は、台湾のコンビニ文化の象徴とも言え、日本人が帰国後に友人へ挑戦させる“ネタ土産”としても人気です。

  • 台湾の旧正月は大忙し!家族団らんだけでなく、神様とも大切な時間

    台湾にとって旧正月は、家族が集まるだけでなく、神様との関係を深める重要な時期です。

    年末の「送神」から年明けの「迎神」まで、さまざまな祭祀や祝い事が続きます。中でも特徴的なのが、旧暦1月5日の「迎財神」です。

    台湾の信仰では、財運を司る神「財神」が存在し、これは他国ではあまり見られない文化です。 旧暦1月5日は財神の誕生日であり、人間界を巡る日とされています。そのため、多くの商店や企業はこの日に正式に仕事始め(開市)を行います。

    人々は甘い供物を用意し、賑やかに迎神の儀式を行い、新年の商売繁盛を祈願します。この「繁栄を積極的に求めるエネルギー」こそが、台湾の旧正月ならではの風景です。

台湾旅行市場ニュース

  • スターラックス航空は中台湾における路線網の強化を継続し、2026年3月30日より「台中―東京」線を正式に開設すると発表しました。 同路線は、現在台中から東京へ直行する唯一の定期便となり、Airbus A321型機で週4便運航されます。
    スターラックス航空は現在、台中から神戸、沖縄、高松、マカオ、ダナン、フーコック島へ就航しており、2月13日からは宮古島線も開設予定。中部台湾の旅行者に、より便利な日本路線を提供し続けています。

  • 日本東北地方は台湾人に人気の旅行エリアです。テーマ型旅行や新年の開運ブームに合わせ、山形県では「東北開運秘境の旅」を展開。休暇村庄内羽黒に宿泊し、山形牛のしゃぶしゃぶを味わい、1400年の歴史を持つ神社での早朝参拝を体験できます。12年に一度の「午歳御縁年」に合わせた記念プランも販売され、ホテルから車で5分の羽黒山参拝で一年の幸運を祈ることができます。

  • 台湾人旅行者の日本離島旅行に新たな選択肢が登場します。
    石垣市が初めて台湾と海上旅客路線を結ぶこととなり、基隆―石垣島フェリーは最短で1月末、遅くとも旧正月前に就航予定。
    基隆港東19バースから出航し、就航2週間前より販売開始予定です。
    「八重山丸フェリー」は週3便運航され、火・木・日曜23時に基隆を出発、月・水・金曜23時に石垣島を出発。所要時間は約7~8時間です。

台湾で見かける日本

  • 日本最大級のカーコーティングチェーン「KeePer PRO SHOP」は、1月12日に内湖へ出店。台湾国内ではすでに14店舗を展開しており、売上は倍増が見込まれています。

  • 日本最高級いちごが台湾でも味わえるようになります。在台日本系スーパー「Lopia」では、1月18日より希少品種「古都華いちご」の販売を開始予定です。

  • 日本のインディーゲーム『無限航路』は、1月29日より2026年台北ゲームショウに出展。 会場では繁体字中国語版の最新体験版がプレイ可能となります。

百軒広告

台湾広告代理店

台湾本社

台北市中山區長安東路二段118-5號7樓

お問い合わせ(日本窓口/日本語対応) sai@passion-ad.com.tw

Copyright © 2026 Passion Advertising百軒廣告 All rights reserved.